最近の入れ歯は美しい!
入れ歯という言葉だけで嫌なイメージを持つ方もいますが、その先入観はちょっと置いておいて、一度入れ歯を入れてみてください。口の中を見ると、実はとても入れ歯が安定しやすいあごの形をされていたり、歯の形や並び方が入れ歯に向いている人が、意外に多くいます。
入れ歯のイメージだけで「自分には入れ歯は向かない」と決して判断しないでほしいと思います。自分で判断する前に、入れ歯に向いているかどうか、私たち専門家にたずねてみてはいかがでしょうか。実際に入れてみると、「なんだ、思っていたより大変じゃなかった」と思われるかもしれません。
それに、入れ歯というのは、自分の歯ではないので、結構自由に作ることもできます。
若い時の八重歯が気に入っているのであれば、八重歯風に歯を並べられますし、どこかの芸能人のようにとにかく真っ白い歯にしたいならば、白い歯に変えることもできます。残っている歯に影響がない範囲で、患者さん好みに変えられます。
また、最近の良質の入れ歯は、口の中になじんで全くわからないほどきれいに入ります。ご自身の歯の形や色に合わせた人工の歯を使うので、誰が見ても入れ歯とわからないものに「変身」することができます。もう前歯がグラグラで、歯並びも曲がり、歯の色も良くなかった人が、思い切って入れ歯に変えて理想の歯に変わった時には、本当に喜ばれます。元の自分の歯よりも、入れ歯の方がずっと美しいという言葉をいただいています。
また、ご自身の歯が何本か残っている人でも、どれが自分の歯かわからなくなるほどなじんでいるように見せることができます。入れ歯に使われる歯は、差し歯に使われる歯とは異なりますが、今では多くのメーカーからあらゆる種類が出ており、非常に美しい人工の歯がありますから、必ず自分に合った歯は見つかると思います。きれいな歯で自分好みの美しい入れ歯を作ってみてください。
「入れ歯治療の新発想」
第1章 「逆転の発想」から考える入れ歯治療
第2章 新発想の「試せる入れ歯」
第3章 日本人に合った理想の入れ歯とは
噛みやすく、薄く、軽い 新開発の金属製入れ歯「ディアレスト」
第4章 入れ歯作りの真髄 私の入れ歯作りに対する取り組み
第5章 患者さんの本音に答えます
Q.自由診療は、保険診療と違って、なぜこんなに費用が高いの?