後悔しないための安心・安全治療の6つのお約束
次の6か条は、私が現在の歯科医院で患者さんに安心して治療していただくために、実行していることです。
第1条 まずは、今の歯の状態のままで、抜かず、削らずに型どりをして入れ歯を作ります
第2条 患者さんが抜きたくない歯は、最後まで抜きません
第3条 患者さんが削りたくない歯は、最後まで削りません
第4条 入れ歯がある程度落ち着いてから、その後に患者さんが希望する歯の治療をします
第5条 「試せる入れ歯」一つの入れ歯でうまくいかなければ、二つ三つと別のタイプの入れ歯を作り直します
第6条 患者さんが提案する治療を可能な限り試してみます
いつか自分が開業したら、歯科医師が患者さんに対してきちんと責任が取れるような治療を実行しようと思っていました。
そして考え出した、患者さんの負担やリスクが最も少ないと思われる、入れ歯の治療の進め方がこの6か条です。
なぜ、このような取り決めを実行しているかと言えば、初めて私の歯科医院に来られる患者さんの多くは、「本当にここで治療して大丈夫だろうか」と不安に思われているからです。私がどんな人間で、どんな治療をして、そして「本当に入れ歯がうまく入るのか?」と心の中で不安に思われている方も少なくないはずです。
私も自分自身がすべての人に合う歯科医師だとは思っていませんし、またいきなり初対面で「私を信頼してください」などと、とても言えません。信頼とはそんなに簡単に得られるものではないと思っています。
そこで、来院される患者さんと私との間で、お互いに信頼を築くうえで、何らかの決まりごとを作るべきだと考えました。
「患者さんは着手金以外に、痛みや取り返しのつかないような負担を何ら負わないようにする」というシンプルな考えのもとに作りました。
当医院を選んで、わざわざ足を運んでくださった患者さんに、安心して診療を受けていただくために、このような患者さんとのお約束を守るようにしています。実際に着手金以上のサービスと技術を実感していただいて、私たちの医院を判定していただけたらと思います。
「入れ歯治療の新発想」
第1章 「逆転の発想」から考える入れ歯治療
第2章 新発想の「試せる入れ歯」
第3章 日本人に合った理想の入れ歯とは
噛みやすく、薄く、軽い 新開発の金属製入れ歯「ディアレスト」
第4章 入れ歯作りの真髄 私の入れ歯作りに対する取り組み
第5章 患者さんの本音に答えます
Q.自由診療は、保険診療と違って、なぜこんなに費用が高いの?