金属製入れ歯「ディアレスト」、成功のガイドライン
新しい金属床入れ歯(ディアレスト)が成功かどうかは、次の3つがそのガイドラインになります。
①1年間メンテナンスのみで使用できたかどうか
②1年間、歯に変化がないかどうか
③年前の状態と使用感が変わらないかどうか
まとめると、「次の1年も同じ条件で使っていけるかどうか」ということが基準です。
患者さんに「これは何年くらい持ちますか?」と聞かれますが、体は年々変化していきます。私としては1年ごとに経過を見ていくしかありません。「この1年が問題なければ、次の1年も問題ないはず」。この繰り返しが、みなさんの期待を裏切らないお答えになるのではないかと思います。ただこれではわかりにくいので、「今のところ3年使っている方が最長なのでその程度は問題はありません」とお答えするにとどめております。そして、定期的にメンテナンスに来院していただくことをお勧めします。
人は機械ではありませんので、10年持つか20年持つかは、その人の生活をもっと知らないとそれぞれにお答えできないでしょう。
ただし、これだけは覚えておいてください。入れ歯が使えなくなる原因は主に残っている歯のケアに最も左右されることを。そして残っている歯への負担が非常に少ないことも含めて、この新開発のディアレストは最高のデザインであることを。
「入れ歯治療の新発想」
第1章 「逆転の発想」から考える入れ歯治療
第2章 新発想の「試せる入れ歯」
第3章 日本人に合った理想の入れ歯とは
噛みやすく、薄く、軽い 新開発の金属製入れ歯「ディアレスト」
第4章 入れ歯作りの真髄 私の入れ歯作りに対する取り組み
第5章 患者さんの本音に答えます
Q.自由診療は、保険診療と違って、なぜこんなに費用が高いの?