患者さん目線の入れ歯
「先生のところの”試せる入れ歯”は面白いですね。」と先日、某出版社の方から、興味をもっていただきました。
実はそこの出版社が「入れ歯」の本を出すので、先生もコメントください、ということがきっかけだったのですが、原稿を書いた時、そこの社長が「この試せる入れ歯というのは今までに聞いたことがないですが、良いですね。面白いですね。もっと詳しく教えてもらっていいですか?」ということでした。
特に私としては、入れ歯を「試験的に試してみる」「テストする」ことは当たり前で、別段特殊なこととは思っていなかったので、興味をもっていただいたことに少し目から鱗で、驚いています。
このサイトでも「治療用入れ歯」としても書かれていますが、患者さんに分かりやすいように、あえて原稿の中では「試せる入れ歯」として記載しました(「治療用入れ歯による入れ歯作り」の項目を参考にしてください)。これが良かったみたいです。
サイト上では、私は厳しい先生に見えるようで、このサイトの文章よりももっと分かりやすく、優しく、詳しく、この「試せる入れ歯について」書いてもらいたいと依頼がありました。
今、私の歯科医院で行っていることをそのまま書いてもらうだけでいいとのことで、2010年に出版しました。その時勉強になったのが、このサイトでも分かりやすく書いたつもりだったのですが、まだまだ患者さん目線ではなかったのかなと、本を書いてみて実感しました。反省しなくてはいけないところです。
知って得する!入れ歯の話