入れ歯人口2,900万人時代
2011年時点であくまで予測ですが、何らかの部分入れ歯・総入れ歯を入れている人の数が2,900万人いるそうです。
約3千万人とみると、4人に1人が入れ歯を入れている状態です。実感としては、そんなにも入れ歯の人がいるとは思えないのですが、かなりの人数になっているのは確かだということです。
それで本当に良い入れ歯で満足されて過ごしていればいいと思うのですが、入れ歯で悩まれている患者さんは現実にはたくさんいらっしゃいます。入れ歯は保険でも作れて、保険の入れ歯でも十分満足されている人も多いですが、専門の技工士から言いますと、もっと良い入れ歯にすることができないかという思いはぬぐえません。
保険の入れ歯はいわば既製品であり、決められたことしかできないので、自由に患者さんに合わせて作っていくということができません。それでは患者さんが満足する快適な入れ歯にはならないのです。
保険はそもそも失った歯の部分をおぎなうというだけの入れ歯作りであって、快適な入れ歯作りというものではないのです。失った歯の部分を追加しただけで、それがうまく機能するかどうか、審美的にもきれいか、入れ歯だと感じないくらいに異物感が少ないかなど、あまり問題にしていないと思います。
そのようなことから、私は現状では保険ではなく自由診療で、しかも専門的に入れ歯を取り扱っている歯科医院で入れ歯を作られるのが一番いいかと思います。さらに専門の歯科技工士も常駐していたなら、なお安心だと思います。
先進国の中でも日本は優秀な国であり、経済も発展し、商品・サービスも非常に素晴らしいものが多い国なのですが、口の中に入れられている入れ歯は、決して良質なものとは言えません。保険で作れば約1万円くらいのものです。生涯に渡ってずっと使うもので、三度三度の食事でも欠かせない入れ歯が、1万円というのは、安くていいかもしれないですが、その分、良質とは言えないものだと考えていただきたいと思います。
自分に合ったオーダーメイドの良質な入れ歯で、もうこれ以上悪くならない状態を維持して、快適な生活を送っていただきたいと、入れ歯の作り手としましては、そういう思いにかられます。
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