入れ歯の修理②
入れ歯の修理の中でもう1つ多いのは、歯ぐきの部分の修正です。入れ歯を長年使っていますと、歯ぐきはどうしても減ってきたり、あるいは減るのではなく締まってきたことにより少しすき間が空いたりします。そのすき間をうめる作業をしなければならないのです。
これは歯科技工士1人ではできません。ドクターが入れ歯の裏側に、裏打ちするためのプラスティック(裏装材)を流して、すばやく患者さんの口に入れ、ちょうど良い具合にすき間をうめなければならないのです。そうして裏打ちされた入れ歯を、最後には技工士が余分なプラスティックを取り除いてきれいに研磨して仕上げます。
この作業は1時間はかかりますし、その後にかみ合わせが変わっていないか確かめてみないといけないので、都合1時間半くらいはかかるかと思います。
歯ぐきの締まり具合や減り具合はそれぞれですので、1時間では終わらない場合もあります。もっと言えば、新たに作り直さなければならないくらい歯ぐきが変化している患者さんもいらっしゃいます。1年以上定期検診に来られない患者さんの場合にたまにあるのですが、せっかく安定していた入れ歯がある意味で台無しになってしまいますので、簡単に考えないで、少し歯ぐきにすき間があるような感じがしたり、かみ合わせがガタガタしたりする場合には、ぜひ早めに連絡していただいて処置してもらうのが最善だと思います。遅くなればなるほどひどい状態になり、時間も費用もかかりますので、早め早めの対処をお願いしたいです。
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