痛くても入れ歯を我慢する人
患者さんの中には、歯医者で作った入れ歯を痛いにもかかわらず、我慢して使い続ける人がいらっしゃいます。
ご高齢の患者さんの場合に多いのですが、決して我慢しないで調整に通っていただきたいと思います。入れ歯が痛いというのは問題です。調整しないと痛みはとれません。
痛いながら何十年も使ってだんたんと慣れてきたという入れ歯も見たことがありますが、多くは歯ぐきにぴったり合っていなくて、部分的に合っているだけです。硬い部分の歯ぐきで何とかしてかんでいるというのが多いです。
痛みのある入れ歯は、歯ぐきを傷つけ赤くなったり、白くなったりします。そのままで放っておくと、歯ぐきが弱くなったり減ったり、ひどい場合にはグニャグニャのこんにゃくのような状態にもなったりします。
そうなるとどんな入れ歯を入れても痛みが生じるような結果にもなります。
ご高齢の患者さんの場合には、医院に通うのも大変ですし、調整してもらってもうまくいかないから、もう行かないという人もいると思います。そんな場合、少し考えを変えて、今まで通っていた歯医者ではなく、入れ歯専門の歯医者を訪ねてみてください。
例えばあなたがガンになったらガン専門のドクターに診てもらいたいと思うように、入れ歯も専門のドクターの所に行ってみてください。保険ではできない可能性が高いですが、入れ歯は一度良いものを入れたら長年使い続けることもできます。
最初は費用がかかっても、長い年月を悩みなく快適に過ごせたら、それは費用以上の時間や幸福感も得ることになると思います。ぜひ思い切って別の歯医者を訪ねてみてください。
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