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入れ歯は、一輪車を乗りこなすようなイメージで。

院長が患者さんに入れ歯を説明する時に、一輪車という言葉をよく使います。

 

一輪車は、自転車よりもバランスがとりにくく、初めての人はそれなりに苦労しないと乗りこなせない乗り物ですが、根気よく練習をすれば、多くの人は乗りこなせるものです。

 

そういう意味で、はじめて入れ歯をされる患者さんや、いまいち入れ歯の扱い方がよくわからない患者さんには、わかりやすい言葉だと思います。

 

要は、入れ歯というのは、それなりにトレーニングしながら使いこなしていく道具だということになります。

 

しゃべり慣れるのにも、約2週間はかかりますし、食べ慣れるのにも同じくらいの期間がかかります。

 

われわれは、できるだけその患者さんにとって使いやすい入れ歯をオリジナルで作るのですが、患者さん自身のトレーニングと慣れはどうしても必要になります。

 

しばらく使われていると、変化もあらわれます。
その変化に対して、適切な処置や修正を加えて、より使いやすい入れ歯に調整していきます。

 

そして、私が先生とともに、患者さんを拝見していていつも思うのは、

 

ほとんどの患者さんが、自分が左右どちらで主にかんでいるか、アゴをどういう動かし方で動かしているか、ご存じないことです。

 

左右バランスよく動かせるのが一番いいのですが、なかなか左右対称に動かせる人はいないです。
ボールを左右同じように投げられる人が少ないように、やはり左右差がある人が多いです。

 

それでも、自分がどちらでかんでいるのか、もしかしたら片方ばかりでかんでいないかなど、ちょっと意識しながらかんでいただきたいですし、入れ歯を使う場合には、入れ歯は天然の歯ではなく、道具ですので、うまく使いこなすということを意識して使っていただけるといいかと思います。

 

トレーニングを続けると、逆に入れ歯を使ったことにより、左右対称にかめるようになったり、自分の歯の時よりもいろいろなものがかめるようになったりもされています。

 

無意識でかめるようになるためにも、特に、使い始めの入れ歯は意識して使われるといいかと思います。

うれしく、そしてちょっと悲しい患者さんのお言葉

先日、入れ歯ではなく、歯の治療のことで大学病院へセカンドオピニオンに行かれた患者さんがいらっしゃいました。

 

大学病院で診察を受けた際に、うちの特殊な金属製の入れ歯をその大学病院の先生が見られて、「これは良い入れ歯をされていますね。」と言われて、そしてはじめて、うちの入れ歯が価値のあるものだと知ったと、話されました。

 

これはうれしくもあり、反面ちょっと、悲しい気もしました。
もう10年近く通われている患者さんでしたので、逆にちょっと笑えました。
しかしながら患者さんは、歯の治療や入れ歯のクオリティの高さなんて何もわからないのは当然のことで、患者さんに理解してほしいということ自体がそもそもおかしなことであります。

 

われわれ専門職の者はただただベストを尽くして、入れ歯を製作するのみということです。

 

家族や親せきなどの入れ歯をこれまで何人も作ってきて、歯のメンテナンスは地元の近所の歯医者さんでケアしてもらっていて、その時も先生方から、「こんな入れ歯見たことない」とか、「これは僕では調整できないね。」などという話を聞くことはありました。
身内なので入れ歯の良し悪しを聞きやすいこともありますし、他の歯医者さんからほめてもらえる入れ歯なので、本音が聞けます。

 

でも患者さんは、やはり直接先生に本音で話せない部分というのは、どうしてもありますし、本当に良い入れ歯なのかどうかを問いただすこともできないでしょうから、うちの医院ではそのあたりをできるだけこちらから質問するような形にして、技工士の私もスタッフも患者さんの気持ちを察知するように心がけています。

 

入れ歯自体は他の歯科医院に負けない自信はありますが、最終的に患者さんが満足できているかどうか、不安な部分がないかどうかが一番大切になると思います。

保険診療で作る入れ歯の歯の大きさは、かなり小さくておかしい。

来院される患者さんの中に、以前、一度保険診療で入れ歯を作った経験があるという方も多いのですが、そのほとんどの入れ歯の歯の大きさが、ご本人のもともとの歯よりも、かなり小さいサイズの歯で作られていることが非常に多いです。

 

まだ残っている歯の大きさと比べてみても、あきらかに小さいので、いかにも作り物の歯だとわかってしまいますし、すぐに入れ歯だと気付かれます。

 

歯自体の大きさもさることながら、ピンク色のハグキの範囲が広くて、ハグキが目立ってしまっている方もいらっしゃいます。

 

もう少しハグキの部分をうまく彫刻して、歯がはっきりと見えるようにしてあげるか、もっと大きい人工の歯を使ったらいいのに。といつも思います。

 

歯科医院ではなく、技工所という工場でたんたんと規格品のような入れ歯を大量に作っていかなくてはいけない場合には、仕方のないことかもしれないですが、患者さんの顔全体の雰囲気や口元を見れば、やはり見た目に違和感があるのは、すぐにわかります。

 

本来はその際、歯科医師が修正をすべきなのですが、おそらく器用に修正できる歯科医師はほとんどいないので、そのままあまりいまいちな入れ歯がセットされることになっていると思います。

 

技術とセンスのある技工士が修正すれば、それほど時間のかかることではないので、できればそのようなことができるような体制を作れたらなと思っています。

 

保険診療ではそのような審美的な内容は、保険外になってしまうのでできないことになってしまうかもしれません。
ですが、歯を見た目よくすることは、髪形や身なりをきちっとすることと同じく、重要な社会性のある問題だと言えます。

 

保険診療でもこのようなことが認められ、全国3000万人と言われる入れ歯患者さんが、人と会話する際に、口元を隠すのではなく、笑顔でコミュニケーションがとれて、快適な生活が送れるように、見た目の回復という名のもとに、審美的な要素も保険診療の一部にしていただきたいと切に願います。

 

ただ、先ほども書きましたように、この作業は歯科医師では難しいので、歯科技工士のいない歯科医院では難しくなります。ですが、出張という形で歯科技工士が出向くことも可能でしょうから、国が保険診療の新たな項目として認めれば、入れ歯でも見た目のいい歯並びの人たちが世の中に増えるだろうと思います。

 

医療費削減の今の世の中で、多くの患者さんの強い訴えでもないとなかなか認めてもらえない内容でしょうが、社会的意義はかなりあると思っています。
外国の観光客が増えていますが、先進国の中でも歯に対する意識のうすい日本人の歯並びは、決して自慢できるようなものではありません。

 

でも本来、きれい好きで、オシャレな日本人ですから、少し意識を変えるだけで、人から見てもきれいな口元になり、いい感じの笑顔になるのは、そんなに難しいことではないと思います。

 

『国を挙げて、国民をいい笑顔にする』というと大袈裟ですが、それほど難しくなく、費用もかけずに、できる内容だと思います。
そのようなサービスが組み込めるような歯科医療になってほしいと思います。

一から十まで1人で入れ歯を作ることが、良い入れ歯につながっていると思います。

入れ歯専門の歯科技工士として、当医院の入れ歯は、私が一人で最初から最後までお作りしています。

 

院長が型どりした型に、石膏を流して、口の型の模型を作ることから、患者さん専用の型どり用の器具(トレー)や、かみ合わせのとるための危惧も当然、一人で作ります。

 

それから前歯・奥歯を順に並べる作業の時には、患者さんと院長、私や女性スタッフで確認しながら、最終的に患者さんが納得されればその歯並びのまま、入れ歯の仕上げにかかります。

 

入れ歯が出来上がるセットの日まで、気を抜くことなく、すべて1人で作成していくので、細かいところにも目は行き届きますし、すべての作業は次の作業につながっていきますので、自分ですべてを管理できるのは、ありがたいことです。非常に仕事がしやすいです。

 

手作業ですし、自分1人で作っていますので、大量に作ることは難しいですが、歯科医院内の技工室ですから、すぐに対応できる点と、患者さんを直接目の前で見ながら製作できますので、『百聞は一見に如かず』のことわざ通りに、早くて正確な作業が可能となっています。

 

また、患者さんとの会話からいろいろなご注文や感想を聞けることも、入れ歯を作るうえでは非常に貴重な情報源でありますし、技工士としての経験としましては、患者さんのコメントはある意味財産であります。患者さんの本音の声が聞けるような環境にいる技工士は全国でも数少ないと思いますので、毎回、自分の血となり肉となる大切な経験だと思い、心して取り組んでいます。

 

今では、患者さんのご注文もほとんど想定内のことになりましたが、それでもまだまだ患者さんの真の思いを一度でつかむということは難しく、数回取り組ませていただくことで、どのような希望をされているか、わかるようになってきました。

 

歯科医師も、1人の患者さんの治療を、一から十まで自分でやるというのが基本だと思いますが、私たち歯科技工士も本来は、1人の患者さんの入れ歯を1人ですべて行ったほうがいいのではないかと、最近実感しています。

 

日本の歯科では、ほとんどは分業化された歯科技工所(ラボ)で入れ歯や差し歯が作られていますが、1つの歯科医院で1人の患者さんに対して、治療は1人の歯科医師がやり、技工物は1人の歯科技工士が作るような体制が、理想的ではないかと思います。

 

分業的な作業で作っていく中ではつかめないものがあると、思っています。

来院された時よりも、キレイでかわいい、あるいは男前の口元になることを狙っています。

入れ歯や差し歯は、見た目だけの問題ではなく、
機能的によく噛めたり、違和感がなかったり、清掃しやすかったりすることがまず一番大切です。

 

その次に、多くの患者さんが求めていらっしゃるのは、やはり見た目の良さ、
つまり、歯並びがきれいだったり、かわいかったり、男前であったり。あるいはごく自然な歯並びであったりすることです。

 

われわれ技工士は、ドクターからの指示や患者さんの残っている歯の型をもとにして、歯を選び出し、並べてから、一度患者さんの口の中で歯並びを確認します。

 

でも、歯の型ではなく、直接、患者さんの顔見ながら、ドクターとともに3人で話し合いながら、患者さんの好みを聞き出して選んだ歯が、やはり一番その患者さんに合った歯並びになることが多いです。

 

型を見ているだけでは、顔全体のイメージ、そして、唇やほっぺたの感じによる歯の出具合いなどはまったくわかりません。

 

直接見るということは、一番早く正確に歯や歯並びを選べる方法だと言えます。

 

そして患者さんによって、入れ歯や差し歯とはわからないようにごくごく自然に作ってほしい人もいれば、
せっかく作るのだから、全体的にきれいな感じにしてほしいという患者さんもよくいます。

 

機能的に支障のない範囲で、できるだけ患者さん好みの歯にしたいというのが、院長の方針で、私も来院された時よりも、絶対にきれいで、かっこよくて、良い歯並びで帰っていただきたいという思いで歯並びに取り組んでいます。

 

1回で決まることもあれば、数回試行錯誤することもあり、後日、再度来院していただくこともありますが、結果的に、患者さんがこれがいいという形の歯や歯並びになることが一番だと思います。

 

使われていて不満足な入れ歯はやはり作りたくありませんので、どこまで本音で話されているかはわかりませんが、患者さんのお話や反応を見ながら、適切に改善する作業を繰り返しております。

 

入れ歯でもこんなに自然なのに、なおかつきれいな歯になるものだな。と思ってもらえるような入れ歯を目指して常に作っております。