2024/11/18
技工士の関戸です。
当医院の患者さんの中には、今まで長年、差し歯やブリッジをされていて、それがダメになって、今度はブリッジにはできないと言われたので、入れ歯にされるという方が大勢いらっしゃいます。
ブリッジは、定期メンテンスや日頃のケアでは維持できないような場合も多く、年月が経過すると支えている歯自体がダメになることは多々あります。
そのような場合、当院では、痛みがなければ、いきなり歯を抜くのではなく、まず入れ歯が使えるかどうかを確認する意味でも入れ歯のプレートのようなもので体験してもらいます。それが問題なく使えましたら、差し歯やブリッジをはずして入れ歯の形にしていきます。
3本以上のブリッジから入れ歯に変わるのは、それなりに患者さんも大変だと思いますが、ここは頑張って使い慣れていってもらいたいです。このような入れ歯は部分入れ歯と言いますが、部分入れ歯になるメリットとしましては、入れ歯は出し入れできますので、歯みがきをするときに、入れ歯の前後に残っている歯がとても洗浄しやすいです。ですので、入れ歯周辺の残っている歯がとても長持ちしやすいです。
入れ歯が嫌な方は、インプラントという方法もありますが、インプラントには相応のリスクもございますので、どうしても先入観で入れ歯は嫌だということでなければ、最初の選択肢として入れ歯を経験されて、それでダメなら次にインプラントを考えるという方法もあります。インプラントは後戻りできませんので、無難な入れ歯でやってみてからのほうが得策だと思います。
当医院の入れ歯は、できるだけ異物感の少ないタイプの入れ歯にしています。慣れられたら着けているのを忘れるという患者さんも多くいます。そして、残っている歯に負担を強くかけない優しいタイプの入れ歯ですので、部分入れ歯でも残っている歯は長持ちされています。ご安心してください。
入れ歯の洗浄の仕方
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