2023/07/08
入れ歯専門技工士の関戸です。
息子の話で申し訳ないのですが、毎朝、頭痛薬を飲まないといけないほど頭痛が数年前から続いていまして、脳神経科や整形外科や心療科、整骨院などいろいろな病院も行きましたが、これといった解決策はありませんでした。
ただ、ひとつだけ筋膜リリースを施術する整体院でストレッチの方法を教えていただき、それを毎日実践するとやや頭痛は弱まることが続きました。それでも、頭痛薬を飲むか飲まないか悩むような状態だったのですが、先日院長からスプリントを試してみたら?と言われて、やってみました。
すると、翌朝からかなり頭痛はなくなって、薬は飲まなくていい日が続きました。これはあきらかにスプリントの影響だろうと思います。今まで歯を失った人のために入れ歯ばかり作っていたので、天然歯の息子にスプリントという発想はなかったです。
約1か月経過していますが、多少の頭痛は残っているようなのですが、頭痛薬がいらないというところまで改善したのは、とてもよかったです。
院長いわく、毎朝必ず頭痛が起こるというのは、おそらく夜中に歯ぎしりなど、かみ合わせがいろいろ変わっている関係があるのだろうということでした。スプリントは確実なものではないし、どういう原因で改善するのかメカミズムは不明だけれど、歯を守る等の効用は考えられるということです。
当院の患者さんの多くも、入れ歯の患者さんであれ、天然歯の患者さんであれ、かみ合わせの強い人や、夜中に歯ぎしりをする人、かみ合わせが強い人で歯のすり減りが大きい人に、院長はスプリントをすすめています。そして全員ではないですが、以前より歯が守られている患者さん、すり減りが減った患者さんは多くいます。特に、寝やすくなったという声は一番多くお聞きしています。
かみ合わせというのは、だいたい60kgの力があると言われていますので、自分の体重以上の力が出るとも言えます。この力をできるだけ弱めて歯や顎を長持ちさせるという考えは、人生100年時代には、ひとつ必要な要素かもしれません。
息子の場合は頭痛でしたが、その他の不定愁訴と呼ばれる症状がある人に、もしかしたらスプリント(マウスピース)は一助となる可能性があるかと思いまして、書かせていただきました。