大きな部分入れ歯、小さな部分入れ歯

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大きな部分入れ歯、小さな部分入れ歯

技工士の関戸です。

 

部分入れ歯の患者さんはたくさんいらっしゃいまして、1本の部分入れ歯の患者さんから13本の大きな部分入れ歯の患者までいます。

 

同じ部分入れ歯とはいえ、この差は大変大きなもので、入れ歯を作るうえでの考え方も変わってきます。

 

しっかりかめて、違和感のない快適な部分入れ歯というのは、当然、共通していますが、一番の違いは何かと言いますと、残っている天然の歯の数や状況の違いです。

 

1本の部分入れ歯の患者さんは、ほとんどご自身の天然の歯が残っていますので、天然の歯を中心にした考え方で入れ歯を作り調整していきます。簡単に言いますと、天然の歯の補助のような役割としての入れ歯になってきます。

 

反対に、8~13本の部分入れ歯になりますと、ほとんど歯が残っていないので、天然の歯を中心にした考え方で入れ歯を調整するのではなく、入れ歯を中心にした考え方で作って調整していかないと、うまくいきません。

 

つまり、大きな部分入れ歯と小さな部分入れ歯では、天然の歯が主役か、入れ歯が主役かの違いがあります。

 

これらのことをあまり考えないで入れ歯を調整されていると、特に大きな入れ歯の場合に、調整し続けてもうまくいかないと思います。

 

大きな部分入れ歯はうまく調整しないと、残っている天然の歯に大きな影響も与えてしまいますし、食べ物をかむのも難しくなってきます。

 

また天然の歯に頼り過ぎる大きな部分入れ歯も、要注意です。

いつしか頼っている歯が弱くなっているということもございます。

 

大きな部分入れ歯の患者さんは、これ以上、大きな入れ歯になっていかないように、しっかりした入れ歯を作って定期的にメンテナンスを行ってください。

 

そして、小さな部分入れ歯の患者さんは、あまり心配しないでいいかと言いますと、これも、前後の歯に頼りすぎる入れ歯を作りますと、いつか前後の歯がダメになって1本から2本へ、また3本へと増えていってしまうということがあります。

 

安全な入れ歯を作って、定期的なメンテナンスには必ず通ってください。