2020/11/10
技工士の関戸です。
当医院に初診で来られる患者さんの中に、入れ歯にすべきか、ブリッジにすべきかで相談に来られる方は非常に多いです。
結論から言いますと、どちらも経験してみたら、はっきりと答えが出るということになります。
保険診療ではこのようなことは残念ながらできないですが、自由診療の場合、費用はかかるものの、実際にやってみてから、最終決断ができます。
毎日毎日使っていく大切な歯ですから、長い目で見て、じっくり検討するのが一番の早道です。
あわてて決めてしまった場合、数年後に後悔することも考えられます。
治療には、入れ歯のことを考えた処置もあれば、ブリッジのことを考えて行う処置もありますから、後戻りできない処置をしてしまった場合には、どちらかを選択するということができなくなってしまいます。
基本的には、入れ歯を経験してから、あまりよくなかった場合に、ブリッジの治療へ方向転換するケースが多いようです。入れ歯を使っていて、問題なければ、入れ歯のままで快適に過ごせます。入れ歯がどうしても使いづらければ、ブリッジを体験して、ブリッジに変更することも可能です。
はじめから、あわててブリッジの処置を行った場合には、入れ歯にはできなくなり、ブリッジしかできないこともありますので、どちらか悩んでいる方は、まずは入れ歯をおすすめします。
1箇所だけではなく、その他にも不安な歯はある場合には、それらも含めて、口の中全体を考えて取り組むことが大切ですので、一度、自由診療専門の院長の診断を受けられてはどうかと思います。決して後悔することはないと思います。