先生と患者さんの”気持ち”にはさまれて

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先生と患者さんの”気持ち”にはさまれて

こんにちは!
助手の神藤です^^

 

ー やりたいことがあるのに先生に全く伝わらない!
ー 難しいことを言っているわけじゃないのにわかってくれない!
そんな思いしたことないですか?

 

隣で見ていて正直なところ…「よくあること」だと思います。
なぜ、よくあることなのか。
それは、

 

・先生が患者さんの言っていることを理解していない。
・先生は医学的にものをみて答えてしまう。
・先生は治療後の将来もみている。

 

それが悪いことかと聞かれれば悪くはありません。
むしろ、患者さんの歯のことをよーく考えてくれている良い先生です。
ただ、患者さんの考えももう少しくみ取ってもいいのではないかと思うときがあります。
なぜなら「自由診療」だから。
そんな中で先生によく言われていることは
「患者さんの味方になってほしい」

 

オーバーですが、患者さんからしたら歯を人質にとられているようなものですよね。
ー もし、「もう治療しない」と言われたらどうしよう。
ー もし、機嫌をそこねて怒られてしまったらどうしよう。
色んな思いがあると思います。
自分の前では正直に言えないものだと先生だってわかっています。

 

そんなときは自分じゃなくても技工士や私に相談してほしい。
それが「患者さんの味方になってほしい」という言葉に詰まっていると思います。
患者さんが希望があるのに言えないのが1番 悪循環を生みます。

 

「思っていた治療と違った」
となってしまうのは、意思疎通ができていないからだと思います。

 

先生は常に歯を保存することを考えています。
ー 将来、これくらいの期間で作り替えがあるから
ー より歯を削らずに治療するには
ー より自然な歯に近づけるには

 

一方、患者さんはさまざまな思いを抱えています。
ー より異物感がないように
ー よりキレイに見えるように
ー 歯を削りたくない

 

ひとりひとり思いは違いますので、それに合わせて治療を進めていくことが大切だと私は思っています。
そのためには先生がひとりひとりがどういう思いがあるのか、ちゃんと理解しなければなりません。
医学的に間違っていたとしても、まずは患者さんの話をよく聞いて、何を望んでいるのかしっかり捉えるべきだと思います。
現実的ではなかったとしても患者さんが言ってることって間違っていることはほとんどありません。
「実際、そうできたらいいよね」ってことがたくさんあります。

 

それが医学的に正しくなかったとしても、多くのデメリットがあるとしても患者さんのやりたい気持ちを叶えられるのは自由診療しかありません。
先生としっかり話し合った上で、

 

・なぜ出来ないのか
・なぜそうしないのか
・どういうリスクがあるのか

 

それさえ、患者さん本人が認識していれば、してもいいと思います。
やる前にしっかり確認して、それでもやりたいという思いがあるのでしたら、諦めずに「やりたい」と言ってほしいと思っています。