2016/07/29
先日、「どこの歯医者さんに行ってもダメだった。」と言う患者さんが来院されました。
きっと難しい症例の患者さんだろうと思い、院長とも何度も相談しながら、かなり気合を入れて上下の入れ歯を作りました。
技工士としましては、自分の作った入れ歯がうまく機能しているかどうか、患者さんが満足して使ってくれているかどうかがいつも一番気になります。
新しい入れ歯を入れて、数回調整に来られたころ、助手の女の子が受付で、
「以前の入れ歯と比べてどうですか?」と聞いたようです。
「月とスッポンのように違います!」と患者さんは答えてくれたそうです。
あとからその話を聞きまして、本当に感無量という気持ちです。
入れ歯の見た目に関しては、最初の歯並びの時によく確認していたので問題はないだろうと思っていました。
あとはしゃべったり、食べたりする、生活の中でどんな具合なのかがとても大切です。
月とスッポンというお言葉は初めて聞きましたが、一生忘れないうれしいお言葉です。
患者さんに感謝!!
またいっそう、入れ歯づくりに気合が入ります。ありがとうございます。