2016/06/02
みなさんはあまり興味がないと思いますが、ホームページを作ることは、結構、時間と費用がかかります。文章のリライト、読みやすくするための工夫、写真のレイアウトなど、手間のかかる仕事ばかりです。
しかし、うまくごまかせば利益率が良いのでしょう。ホームページ制作会社、およびそれを利用しての集客コンサルティング会社など、ネットに疎い歯科医院の院長を狙って「ホームページは集客に最も有効なツールです」「集客が上がります」「Google、Yahoo!検索で御社を上位表示いたします」と営業を売り込んでくるところが後を絶ちません。
そういうところは例外なく、「最先端のシステム導入」「最新のソフト」「最近の傾向」など、さも良さげに売り込んでくるのですが、話を聞いてみると中身はポンコツであることがほとんどです。
このネットの世界は20年くらいの傾向、総括、そして未来予測を含め、私たちのチームでも真剣に考えてきたのですが、「プロと言われる会社の人がこの程度なのかあ」とがっかりさせられることがほとんどです。素人でもできるようなことを大金を払ってまでやりたくないというのが本音です。
例えばGoogleはこれまでに検索エンジンをたびたび更新して、その対策に追われている歯科医院が多く、それについていかないといけないというコンサルティングを延々とされるのですが、実はGoogleはある一つの目標に向かって精度を上げてるだけであることが、もう数年前に分かってます(これは私たちのグループの解析ですが、聞けば小学生でもわかるじゃんという解析です)。そのために何をするのが近道なのかもわかってます。Googleは急がば回れの方法を要求してます。そのため面倒で時間がかかる作業をしないと評価されないこともわかってます。
逆に言えば、この20年もの間Googleの方針は全くぶれてないのです。
それは私たちの医院でも、開院当初から最も大切にしている方針でもあります。小手先の評判、目先の利益、などを利用せず、地道に患者さん(お客さん)の生の評価、評判を追求していくという点です。偽の評判を書き込んでも続かないですし、誇大広告、等身大以上に大きく見せるような裏技を使っても、結局はそれを排除するようなシステムをGoogleは構築し、評価基準にしているだけなのです。
おそらく最終的にGoogleが行き着く先は、抽象的ですが、初対面で我々が人を判断するような基準でホームページを評価していくものと思われます。
会話、立ち振る舞い、顔つき、服装、親兄弟、交友関係勤め先など、一般に信用できる人というのはある共通のカテゴリーに属します。もちろん絶対ではないですが、そういった信用カテゴリーを増やすことが、歯科医院作りにも、ホームページ作りにも求められているような気がします。
何年か後に「やっぱりそうだったでしょう」と言えるよう、当医院も患者さんの信頼を少しずつでも増やせるように日々頑張っていきます。