2015/11/14
「以前は手で口元を隠しながら笑ってたけど、最近は手で隠すこともなく自然に笑えるようになった」と時々患者さんから言われることがあります。
いつしか自然にそのように変わってきたというのは、作り手の技工士としましては、言葉にできないうれしさがあります。
患者さんにとって見た目にいい入れ歯ができた結果だと思いますので、技工士冥利に尽きます。
入れ歯は、食べ物をかむということも当然大切ですが、社会生活を営むうえで、見た目も同じように大切です。
女性は特に、数度の出産で骨粗しょう症傾向になっていたり、家事・育児におわれて歯の治療どころではない生活を送って来られた方も多くいらっしゃいますので、歯が悪くなることも多く、歯が抜けていることも多いように思います。
個人差はあるのでしょうが、当医院でも女性患者さんが多いのは確かです。
そして、女性患者さんの多くが、見た目の良さを求められます。男性よりも明らかに、見た目に関してのご注文が多いです。
毎日毎日鏡の前でお化粧されていますので、頬のふくらみや小じわ、歯並びに対する注文も正確で繊細でレベルが高いと思います。
技工士としましては、どこまで満足していただけるかという勝負になります。
これから新しい入れ歯を使って、何の心配もなく大笑いしていただけるように、細心の注意を払って、お話をお聞きしております。