2025/02/06
こんにちは。プライベート歯科横濱です。
入れ歯について多くの疑問や不安を抱える方々にとって、この記事が少しでも助けになることを願っています。
ここでは、入れ歯専門の歯科技工士がいる歯医者さんのメリットや治療の流れについて詳しく説明します。
● 入れ歯専門の歯科技工士がいる歯医者さんのメリット
入れ歯を作る際に、歯科技工士が直接患者さんと会って口元を実際に見ることで、唇のふくらみや頬の張り、笑ったときの唇の動きなどを把握できます。
このような情報を基に、より美しく自然で、機能的にも優れた入れ歯や補綴物を作成することが可能です。
また、調整や修理が必要になった場合にも、その場で対応できるため安心です。
● 入れ歯に悩む人が多い理由は?
入れ歯治療に関しては、歯学部では平均的な症例しか学びません。
そのため、多くの歯科医師は実際の臨床経験を通じて学んでいくことが多く、入れ歯治療に慣れていないことがあります。
さらに、入れ歯の型取りや上下のかみ合わせは、患者さんの体調や個々の感覚に左右されるため非常に難しいのです。
入れ歯治療は専門の知識と豊富な経験が必要であるため、
入れ歯治療を得意とする歯科医師や専門の歯科医院で治療を受けることが勧められます。
● 入れ歯を作るにはどれくらいの日数がかかるのか?
入れ歯の大きさや材質によりますが、製作にはだいたい2週間から1ヶ月かかります。
診療間隔は1週間に1回程度で、3~5回目の診療で入れ歯を口にセットし、その後調整期間に入ります。
● 入れ歯の調整に何回くらい通う必要があるか?
調整の回数は個人差がありますが、1回で済む方もいれば、10回以上通われる方もいます。
一般的には週に1回の調整を行い、1~3ヶ月程度かかることが多いです。
● 上の総入れ歯はどのように固定されているのか?
上の総入れ歯は、上あごの歯ぐき全体に吸盤のようにくっつけることで固定されています。
唾液の表面張力と空気の陰圧によってしっかりと歯ぐきに密着します。
● 入れ歯のメンテナンスはどれくらいの頻度が必要か?
入れ歯の大きさや部位によりますが、残っている歯のケアも考慮すると、半年に1度の来院が推奨されます。
歯周病の状態が良くない場合は、3ヶ月に1度のメンテナンスが必要となります。
● 入れ歯の寿命はどのくらい?
入れ歯の寿命はその作りやお手入れによって異なります。良い材料と丁寧な作りであれば、10年以上もつこともあります。
特に自由診療で製作した入れ歯は、修理や修正を繰り返しながら、一長期間に渡って使い続けられるように設計されています。
● 入れ歯の上手なお手入れ方法
通常のお手入れは、歯ブラシを使って細かく洗う程度で充分です。頑固な着色汚れには市販されている入れ歯洗浄剤、音波ブラシ、超音波洗浄器を使うと効果的です。
特に超音波洗浄器は細菌やタンパク質、色素などの汚れも取り除けます。
● 入れ歯の黄ばみや黒ずみは取れるのか?
長期間使用した入れ歯には黄ばみや黒ずみが発生することがあります。
洗浄しても取れない場合は、歯科医院で歯科技工士が専門的に研磨を行い、キレイに仕上げることが可能です。
当院では、半年に1度のメンテナンス時に研磨を行っています。
● 良い入れ歯は認知症予防に役立つのか?
入れ歯自体が直接認知症の予防になるわけではありませんが、しっかりと噛むことで脳に刺激を与え、認知症予防に役立つという報告があります。
適切な入れ歯を装着することで、美味しく食べられ、見た目や発音が改善されることで、人と会ったり話す機会が増え、心身ともに良い影響をもたらすでしょう。
入れ歯にまつわる疑問や不安を少しでも解消できたでしょうか。
入れ歯の治療を考えている方は、信頼できる専門の歯科医師と歯科技工士がいる歯科医院での治療をお勧めします。
お口の健康を大切に、笑顔で毎日を過ごしましょう。
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